真の悪女は集わない

 昨日「ものしり一夜づけ」再放送をちら見。
 気づくのが遅れたので、東京悪女会のところをちょびっとしか見られなかった。「冬のソナタ」のヒロインが悪女だ、ってところとそれについて「彼女は20代だからまだまだアオいわね、ふふふふふー」と調子ぶっこいてるところしか見られませんでした。その後スタジオに戻って三宅裕司と経済評論家・森永卓郎南野陽子トーク。森永氏が「雇用機会均等法の成立した世代だから、男社会と張り合っていくには悪女であることが必要だった。今、入会希望が殺到してるのは、時代が彼女達に追いついてきたのだ」的なことを言っていました。
 入会希望殺到、って本当??
 なんつーか、男社会と張り合うためにずばずばモノを言う人=悪女という認識のようですね。でも、ストレートにモノを言える人間である、ってことと「男も泣かせちゃうのよのアタシって」という自己満足は全くの別物だと思うんだけど。この団体の人って後者のような感じ。あくまでテレビをみた印象としてね。何と言うか、ちょっと下品。別に女らしくないとか、何でも手に入れようとする女は下品てことが言いたいんじゃないのですよ。何でも手に入れようと努力することはステキなことです。何でも手に入れたらええんです、好きなだけ。何と言うか、アタシたちって他の人とは違うのよ、と言いたがりな感じ。自慢しいっていうのかな。皆で集まって「悪女なのよ、フフン」な感じがイヤーな感情として私には伝わってきたなあと。
 本当の悪女はつるまないんじゃなかろうか。孤独で孤高な感じ。それでも自分の信じるように、思うように行動するのが悪女ではないか。悪女だというなら、孤高であってほしい。真の悪女はみんなでつるんで「あの子が悪女?10年早いわよ!」なんて言わない。それはおばちゃん(もしくは女子学生)たちの悪口大会です。
 だから「悪女会」というコンセプト(悪女が集っている)に「んん??何かヘンじゃね?」という違和感を覚えるのだ。そうか、何かこのイヤ感情が分かってきたぞ。