2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

脱力脱力また脱力

はあ…菊治だけじゃなく刑事までもか…っ…「愛の流刑地」です。 ワープロ刑事、憤慨しすぎで取り調べ終了。いいのかそんなことで。 でもって菊治、独房でひとり、物思いにふける。ああ眠れねえ。目を閉じて何も見えず…にもかかわらず天窓を眺めていると、お空…

次の刑事(デカ)祭りには是非

ワープロデカ、暴走!「愛の流刑地」です。 真面目に答えないと大変なことになるぞ、とワープロ刑事に脅される菊治だが、菊治は別にウソをついているわけではない。刑事はもっと落着いて考えろ、と言うが、どう見ても冷静でないのはワープロの方だ。 セック…

そりゃそうだよね

気候と同様、さむい小説だ。ざっと読みです。「愛の流刑地」です。 (27・28日分) 取調官は有能であるようだ。質問しながらワープロを打つ様子などからもそうとみてとれる。 殺した状況等は素直に話しているのだが、ではなぜ殺したのかと問われると言葉に詰…

旅先にて

金子みすゞ記念館に行った。 この人のたったひとつの詩に惹かれて探し出した詩人に観光関係者は大感謝だろうなあと思った。何がきっかけでお金の流れが生み出されるかわからん。

細分化

メガネ男子作者: ハイブライト出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2005/09/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 409回この商品を含むブログ (503件) を見る名鑑とか読みでがあっておもしろかったんだけど、読み終わると食い足りない感じ…

ざっくりと

なんだかもう全部見返すのめんどくさい・・・「愛の流刑地」です。 (17〜22日分) 通報して警察が来て、何だかやたらと慌てる警察関係者が普通に質問したり意図が不明確な質問をしたりするなか、殺すほどに愛していたけど知っているのは名前だけなのだ・・…

とりあえず16日の分

私時間ではまだ部屋の中です。「愛の流刑地」です。 9月16日分のみですよ。 だんだん黒ずんでゆく冬香に行かないで!ととりすがるものの、腐りゆくのはとめようがない。 携帯の待ち受け画面で微笑む子供たちが思い浮かび、彼女らにはまだ美しいうちに冬香…

旅に出ていたので世の中から取り残されています。予約していたメガネ男子の本が明日届く…

ぷにぷに

反対語はガチガチでしょうか。「愛の流刑地」です。 (14日) ふらふら出かけてふらふら帰ってくる菊治。入り口付近で管理人に挨拶されとまどう。 あいかわらず横たわったままの冬香。死体ですから。「淋しかった?」と声をかけるが答えはない。死体ですか…

PR会社といえば

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20050910/PR (id:gotanda6 犬にかぶらせろ!より) どの局のニュースだったか忘れてしまったのだけれど、自衛隊の特集を見かけた。海外に(グアムだったか?)実弾投下訓練をしに行ったらしい。地元のメディアに周辺国の核…

笑いはすてき

毒笑小説 (集英社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/02/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (104件) を見る「手作りマダム」がとてもありそうな話だなぁ。文庫は巻末の京極夏彦との対談が載っているのでオ…

高士よすまん

本当にバカなのは高士、お前の父親だよ。分かってる、分かってるぜ・・・「愛の流刑地」でえす。 ただ部屋の息苦しさに耐えかねて外の空気を吸いたくなった菊治。 まだ8時をすぎたばかりだが、早くも夏の暑さである。 あてもなくふらふら徘徊して、鳩森神社…

バカむすこ

ざっと読み。本当は「バカッ父」なんですけれども。「愛の流刑地」です。 (10日) ペンダントを手に取り、これを思い出の品としてとっておきたい。「いいね、これだけは離さないから」と傍らの屍に語りかけるがもちろん返事はない。だがこの思い出を菊治が…

備忘録

戦場へ行こう!!雨宮処凛流・地球の歩き方作者: 雨宮処凛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/03/26メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見るガサ入れで発見された恥ずかしい日記とラブラブ交換メモに脱力&爆笑。 うちの父親は学生…

いつのまに

ボケはじめてやしまいか。「愛の流刑地」です。 待ち受けには子供の写真、本体には二人の愛の記録、ああこの携帯は辛すぎる。 本当に愛のメール交信が残っていたら夫にこれまでのことがばれてしまう。いっそ自分が持っていようかと思うが、 第一発見者になる…

申し訳ありません。

当はてなダイアリー白目がちの犬別館内にて昨日の記事中、、冬香の携帯電話の待ちうけは「三人の男の子」と記載しておりましたが、小説中では「三人の子供」となっております。お詫びして訂正いたします(元記事は訂正いたしました)。 「愛の流刑地」です。…

ヤマ場はどこだ

しりつをしなければ(つげ義春)*1。「愛の流刑地」です。 冬香は喜んで死んだのだ。悦びの頂点に達したまま死ねたのだから。そう思うと菊治は少し楽になる。 すでに7時半をまわったところである。窓の外はサラリーマンたちが駅に向かっている。そこに向か…

いずこへ

丸の内線で奥山和由元松竹プロデューサーを見かけた。クールビズじゃなかった。 彼の名を目にするたびに、「あの女優さん*1は今どうしてるんですか」と尋ねたくなるので、本人を前にして本当に聞こうかと思ったが、名前も覚えてないので聞けなかった。誰かご…

[戯言」業務連絡(どこへの?)

衣良さんのことを調べたいならこちらへ来ても有益な情報はないですからっ(涙目になりながら)。

うひひひひ

黒笑小説作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/04メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (66件) を見る東野圭吾は長篇も好きだけど、こういうのの軽さというか、軽い振りして重いというか、実のところ本当に軽いとか、そういう…

使いまわし

劣悪。「愛の流刑地」です。 ふと思い出し、菊治は枕の下を探る。箱根の夜にしこんだレコーダーを、今日も仕込んでいたのだ。マットの下にもぐりこんでいたそれを探し出し、再生する。 「きれいだ…」と高ぶった自分の声がする。「ください」と冬香が求め、「…

きゃーすてきー

http://members.at.infoseek.co.jp/karl_V/oshio.html >「ねたみ? たくさんあるよ。っていうか、世界中が俺をねたんでる」 >「どいつもこいつも、俺を見てやがる」 先生、患者さんいらしてますよー。 ホントかウソか分かりませんが、楽しめるということで…

最近読んだもの

下山事件―最後の証言作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/07/01メディア: 単行本 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見るいやあ、面白い。と言っては不謹慎かもしれないが、陰謀大好き(w人間としては読まざるを得まい、という一…

ひとり芝居と呼ばないで

なんと申し上げたらよいのやら。「愛の流刑地」です。 (3日) 冬香の体の中で一番燃えて熱くて奔放で正直だった花蕊もすでに死んでいる。 ここが冷たくなってはもはやあきらめざるをえない。菊治は秘所にほおずりしながら、そのことを自分にいいきかす。 …

べーろべろ

で、ナイフはもう戸棚に戻したの?「愛の流刑地」です。 冬香を殺したが、それを冬香は恨んでいないようだ。冬香がかすかに微笑んでいるように見えることからもそうと分かる。 冬香を覆っている浴衣をそっと開くと、すべすべした白い肌がひろがっている。生…

新聞もテレビもan-anも

電車男のヒット以来、オタク男性に注目する女性が増えたとかいう話がある。曰く、オタクの人は好きなものには一直線であるから、自分のことを好きになってくれたらきっと一途に私を想い続けてくれるに違いない!という幸せな勘違いである。それに一つのこと…

今日から1日

今日から「私の履歴書」欄を担当する麒麟麦酒の会長さんはちょっぴり字が下手みたい。「愛の流刑地」です。 深夜ナイフを手に突っ立っている。 そろそろとナイフを左胸に近づけてみるが、手が震えて正確に刺せそうにない。「ためらい傷」という言葉を思い出…