不倫は余裕を持って
(ある意味)大好評連載中!「愛の流刑地」です。
まだベッドの上にいます。くすぐっては抱きしめる戯れを繰り返し、心から楽しんでいる菊治です。そんな中、帰る時間が迫っている冬香は時計を気にします。帰るそぶりを見せる冬香に、菊治はもう未練たらたら。
「帰したくない」
せっかく部屋まで借りたのだから、もう少しいてほしい。
だからみみっちいんだって!「せっかく借りたのだから」っていうところがショボいんだよー。
恥ずかしがりつつ浴衣に着替える冬香。そんな彼女に菊治は「何時までに帰るのか」「誰か帰ってくるのか」「(帰ってくるという)下の子はいくつなのか」「子供は何人いるのか」などと訊ねます。冬香には子供が3人、一番下の子は5歳ということが判明します。
「ごめんなさい」と謝りながらバスルームへゆく冬香。
ため息をつく菊治でありました。
つづく。
ええと、渡辺先生おっしゃるところの「純愛よりも崇高な性愛」の正体がいまだ分からずじまいです。今のところ「中出しは愛の証」「日本語は愛に満ちた言葉が貧困だ」くらいしか淳ちゃんの言いたいところが分かりません。前者については完全に否定させていただきますし、後者についても、どんなに愛に満ちた言葉でも今の菊治が使ったところで全く愛を感じないから意味がない、と反論したい所存です。