延長料金完結

 子供が3人おりますねん。(by.西川きよし・ヘレン)「愛の流刑地」です。
 ついに帰ってしまった…冬香が立ち去ると急に寂しくなり、追いかけたい衝動に駆られる菊治。ふとまだチェックアウトしていないことに気付きました。領収書を見ると当初の予定通りの金額で3万ちょい。どうやら延長料金は取られずにすんだようです(これはどうしても書いておきたかったらしい)。京都の街を散策しようかとも思うのですが、冬香がいない今、ひとりで街をさまようのは寂しいので帰ることにします。のぞみではなくひかりで。
 とやかく言っても、冬香と深く結ばれたのだ。
 満たされた感覚は、いまも確かに体に残っている…とご満悦の菊治です。
 つづく。
 菊治は男として取ってはいけない態度の人間である、という反面教師的描かれ方なんでしょうか。ある意味ピカレスク小説ですか。(意味分かってない)