ちょっと変則的に

図書館のおぢさんたちは先週の菊治に夢中でした。「愛の流刑地」です。

冬香の目覚めは「なあに…」という問いかけではじまり、「えっ…」という驚きで意識が戻り、「いや…」というつぶやきで、完全に目が覚める。
気付かぬうちに、躰の芯から覚まされたことに驚き慌て、恥じているようである。

またも目覚めの一発です。迷わず横から挿入する菊治。さらにバックで攻め、最後は正常位でフィニッシュです。今日別れたら当分会えないからと、タメ撃ちです。
冬香、菊治と順番にシャワーを浴び、服に着替えて何時の新幹線で帰るのか問うと、昼過ぎのに乗るという。その前に新百合ヶ丘へ行って周りをよく見て(見回すのか?)から帰るのだろう。

「じゃあ、月末までに、もう一度、京都へ行く」
「そんなに無理しなくても大丈夫です。三月には移ってきますから」
「本当に、三月には来るんだね」

その後菊治は冬香が前夜ホテルをキャンセルしていたことを思い出します。ビビリ菊治は家から連絡はなかったかと聞くのですが、冬香はぼんやりと(注:筆者の印象)別になにも…と答えるのみです。本当ならホテルに確認したいところだが、携帯にもかかってこなかったところをみると大丈夫だろうと一安心の菊治。「よかった…」これなら冬香がまっすぐ京都原文ママ)に帰っても夫に問い詰められることはないだろう。安心した菊治は冬香を抱き寄せ、またも互いに舌だしれろれろ(唇には触れません)、そして別れの抱擁をするのであった。
つづく。
…冬香の家は高槻だぞ菊治じゅんちゃん…そして怪しんでる人からしたら、ホテルに電話してキャンセルしたことだけを知ればもう問い詰めるに充分の証拠になると思いますけどどうですか、菊治。携帯に電話するまでもないのでは…