ロマンスカーで行く

愛の流刑地」です。
今日は6月1日なので、本紙にはあらすじがのっています。NIKKEI NETでも読めるそうです。あらすじの最後にこんな記載が…

冬香の誕生日、2人は思い切って箱根に一泊の旅に出る。

…そんな話、今まで本文に一度も出てきてませんけど!
読者の知らないところでそんな重要なことが決定されている「愛の流刑地」。日経担当さん、フライングフライング!
そして始まる新章・青嵐、です。
箱根に向かう日、外は青嵐が吹いている。

五月の、牡牛座の最後の日が冬香の誕生日で37才になる。

牡牛座ネタ、細かく出してきますね。
菊治は誕生日のお祝いをしたいと思い、たまには夜レストランで食事でも、と冬香に話すと即OKが出た。

「わたし、出られます」

さらには泊まれるかもしれない、とまで言い出し、菊治は驚いた。誕生日の一週間前には「本当に連れていってくださるのですね」と念を押してきた。大丈夫だよと答えつつも、大胆な行動をとろうとしている冬香に不安を抱く。
冬香の誕生日がやってきた。冬香は約束どおり4時半に新宿駅に現れた。淡い水色のキャミソールにベージュのカーディガンを羽織っている。
風に乱された髪をかきあげる冬香を見て、菊治は「青あらし吹き抜け思いくつがえる」という楸邨の句を思い出す。

まさかここまできて、突然気が変ることもないだろう。

つづく。
私、見落としていたのかしら。菊治と冬香が箱根に行くだなんて。ロマンスカーでお出かけだなんて。新宿駅小田急線て、知り合いに会ったりしませんかね、冬香よ…
キャミソールを着てきたってことは、この下にスリップは着てませんよね。コスプレ気分で、白スリップ持参かな?