セクハラ義父

だめですお義父さん、てAVタイトルのように。「愛の流刑地」です。
午後6時過ぎに冬香からメールが届く。家にいるのでよかったら話がしたいということである。折り返し電話をする菊治。冬香の「ああ、よかった」という声が飛び込んでくる。今冬香は1人で家にいるという。
義父は心臓の病気で検査のため上京、明日から通院するらしい。今朝は突然息子の新居を見たいと言い出したのだという。義父たちが泊まっているホテルで家族みんなで食事を、というのを冬香1人先に帰ってきたそうだ。

「大丈夫なの?」
「ええ、お義母さんがいますし、あの人もいますから」

今日は残念だという冬香に、菊治はすぐにまた逢えるじゃないかと大人な態度だが、冬香は「急に来るなんていいだすから」とまだ義父に対し不満げな様子。

「こんなこと、変かもしれませんけど、わたし、あのお義父さんに、お尻を触られたことがあるのです」
「それ、どこで?」
「嫁いでまもなく、実家に帰ると…」
「で、黙っていたの?」
「はい」
もちろん、冬香の立場ではなにもいえなかったのかもしれないが、触りたくなる義父の気持ちもわからぬわけでもない。
「きみが、きれいだから」
「わたし、嫌なのです」

最近の冬香はますます好き嫌いが激しく、冗談も通じない。
つづく。
何だか冬香から発せられる家族の不満は聞いてられないや。義父の尻なでは1回なの、2回なの、それ以上なの、どうなの?
淳ちゃん的には、性的に奔放になることによって自分解放→嫌なものは嫌といえるようになった→冬香、強くなった…なのかもしんないけど、結局逃げてばっかり。菊治にぐちぐち言うくせに菊治とセックスする以外行動しないじゃん。子供についてだってどうでもいいみたいだし。離婚して子供とも別れた方がいいんじゃないの。