人の質問に勝手に答えるコーナー

なんでかフラメンコのid:orochon56さんが「何故、「ダサイ」は生き残ったのか」と疑問を抱いておられるので勝手に考えてみた。
流行りモノに対して使われる言葉は、今この瞬間を表現しなければならないので、そのうち古くなる。古くなるとそれはもう流行りモノを表現することはできなくなり、使えなくなる。だもんで新陳代謝でどんどん新しい言葉が生まれる。
対してナウじゃない言葉はナウじゃないモノを表現するだけに、古臭くてもかまわないしちょっぴりダメ感漂っている方がしっくりくる。だから比較的長命ともいえる。
おそらくイケてないを使うのが恥ずかしくなったのは、「イケ」という言葉が恥ずかしくなってきたから。「イケてる←→イケてない」は完全に対。「てる」か「てない」かが問題というよりも、この場合「イケ」に重点があって、「イケ」自体が恥ずかしいものとなった今ではどんなにその言葉を投げつける対象がダメなものであっても「あいつイケてないよな」と口にした瞬間、「今『イケ』を使うお前の方が恥ずかしいよ」になったのではあるまいか。
ダサいにはダメとイモくさい(これもまた恥ずかしげではありますが)感じが程よくマッチして今という時代に乗っていない雰囲気をよく表しているようにも思えます。
と、勝手に結論付けてみました。
それにしても「ダサい」という言葉を使わないであの「ダサい」感じを表すのはどうにも難しいものですなあ。
(何かをやり遂げたような満足げな表情で)
(とてもキモチ悪い人ですみません)