接吻は夜景の見える窓辺で

 「愛の流刑地」土日版をわざわざ図書館まで行って読んできてしまいました。我ながらバカなことをやっています。
 今日の淳ちゃんトリビア:初めての女性と接吻する時は、夜景の見える窓辺がよろしい
 さて、主人公と人妻はとうとう接吻なさいました。もちろん夜景の見える窓辺で。最初は唇と唇が触れ合うだけでしたが、まあ淳ちゃんモノですから。だんだん大胆な接吻でございます。2日間の連載小説中1.5日分くらい接吻描写です。いやあ、ご家庭で読んでいるお父さんお母さんとしては、子供に新聞を読めとは言えません。
 作家は唇を離し、外がかなり暗くなったことに気づき「逢えてよかった」と謝辞を述べます。人妻は「ええ…帰ります」と応えるのですが、その後のセリフに耳を疑います(読者が)。
 「バスルームを…貸してください」
 えええっ!?帰るんちゃうんけ!
 月曜日に続く!
 それにしても主人公はロクに口説いてないが、それでいいんか?窓辺で「アレが比叡山でー、これが○○山でー」とか言われたのと、「部屋に来ませんか?」「逢いたかった」「祥子さん*1には言ってないですね」など直接的なことしか言ってませんけど、この男。口説いてるとは言いがたいのですが…ちったあイタリアオヤジを見習った方がいいのかもしれませんぜ。

*1:この人妻を主人公に引き合わせた女性。テキパキしているので主人公の好みではないらしい