面倒くさがるなら不倫なんてやめとけ

 土日月の「愛の流刑地」をご紹介。
 朝9時半にホテルのラウンジで密会、という状況が気に入らないご様子の主人公。
「ホテルの予約とりずれーなー。でもラヴホテルはやだしなー。前泊か、当日早めに行って部屋を取るかしかねーや、どうしよう…それにダブルの部屋と新幹線代で軽く5〜6万はかかんなあ。うわー、けっこうでかい出費だなあ、おい。人妻と逢うのも大変だ。とにかく楽しいことだけ考えよーっと」
 …文句が多いですね。これが土曜日の分です。では日曜日。
 主人公の現在の主な仕事が明らかに。6年前から週刊誌のアンカーマンをしているそう。今回の密会の前日も夜10時まで校了だか何だかで会社にいて、ぐったりしていたので次の日朝6時に起きるのが大変だと思う主人公。で、何とか起きて新幹線に。寝ようと思うのに眠れず、新幹線の中で早い時間のデートについて考えます。朝陽の輝く野面をみながら、早い時間のデートの異常さにため息をついたり、人妻も今ごろ忙しくしているのだろうなどと妄想したりしています。
 疲れているからでしょうか。また文句です。オマエが逢いたくて行くんだからいいじゃないか。さて、月曜日分。
 主人公はどうやら妻とは別れているようす。でも付き合ってる女はいるそうです。日中はコンピュータ関係の仕事、夜は新宿のバーでアルバイトをしている30目前の女性だそうで。主人公は「柄の大きいわりにお茶目だ」とか言われ昔はモテていたと。最近はあんまりモテないと。自分は結婚に向いていないので結婚する気はない。昔は華やかなクラブの女と付き合えていたのが今ではささやかなバーの女が相手になり、主人公は自分の衰退を感じているそうな。人妻と付き合うなんて初めてで、そこに敗北感を感じている。
 …つづく。
 なんつーか、何で人妻と付き合おうとしてるのか意味がわからない。金がかかるだのホテルの予約がとりづれえだの、文句ばっかり言うなー!自分がやりたくてやってるくせにー!それに言ってることがケチくさい。しょぼすぎる。
 それから第2の女が出てきました。本当はこっちが第1ですかね。まだ回想でしかありませんので実態は分かりかねます。それでも20代ですか。お盛んですねえ(イヤミな感じで)。