さて、淳ちゃんの選評は?

芥川賞グランド・フィナーレ阿部和重さん・直木賞対岸の彼女角田光代さん
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050114bk01.htm
第132回芥川賞直木賞日本文学振興会主催)の選考会が13日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞阿部和重さん(36)の「グランド・フィナーレ」(群像12月号)、直木賞角田光代さん(37)の「対岸の彼女」(文芸春秋刊)が決まった。両氏ともデビューして10年以上。したたかに創作の腕を磨いてきた実力派だ。

3度の芥川賞候補を経て、2度目の直木賞候補で決まった角田さんの受賞作は、女性社長とその下で働く主婦の友情を描きながら、多様な価値観に揺れる姿を問いかける長編小説。渡辺淳一選考委員は「現代女性の友情や確執を日常のリアリティーの中で的確に描いた。これまでになかった女性小説」と太鼓判を押した。
(後略)
読売オンラインより

淳ちゃんに押された太鼓判は色が薄そうです。角田さんのせいではありません。淳ちゃんのせいです。早く選評読みたーい。とりあえず、「2段組の上下巻ものは長すぎるからダメ」「男性受刑者はいつも『ヤりたい』ということばかり手紙に書いてくるので、シャバの弟に書く手紙にその描写がないのはリアリティがない」*1という迷言以上のものを期待します。

*1:文学賞メッタ斬り」より。天童荒太永遠の仔」は前者の、東野圭吾「手紙」は後者の理由により淳ちゃんは直木賞に値しない、と言っていました。