JALかANAか

ANAなら綺麗な方のターミナル。「愛の流刑地」です。
冬香から2日に来るとのメールが届いたが、さて本当に上京できるのだろうか。子供が風邪を引いたらどうするのか、夫に止められたらどうするのか、はたまた雪で欠航したらどうしよう。乙女のように心を揺らす菊治です。おかげで大晦日から元日にかけてよく寝られなかったようです。2日の朝になり、冬香から天候もよく上京できる旨のメールが届くとようやくほっとする。
空港へは到着時間の30分前につき、到着時刻ちょうどに「出会いの広場」(名前忘れました)で待つ菊治。なにせ駅に直結するホテルですら迷う冬香ですから、到着した時に自分がいないと戸惑うだろう、との心配からです。到着時刻になり、寒いところからやってきたのだな、と思われる人々の中にベージュのコートを着た冬香の姿を見つけ、嬉しい菊治。「ここだよ」と声をかけると冬香は嬉しそうにかけよります。「待っていた…」敢然たる決意の元、上京してくれた冬香の姿に愛しさがつのり、抱きしめたい衝動にかられる菊治ですが、さすがに人目につくのでガマンしたのでありました。
つづく。
来ちゃいました。もう千駄ヶ谷(菊治の自宅)直行ですか。夜景くらい見に行きますか。菊治の言う「デート」を見せていただくことはできるのでしょうか。やっぱり、自宅直行?