この花は椿ですか?

はい、これは椿です。(今日の挿絵)「愛の流刑地」です。
菊治の突然の動きに困惑気味の冬香。読者にはこの動きの意味が分かっているが、冬香はわからない様子。冬香は菊治の期待にたがわず、「だめっ」「いやっ」という拒否プレイの姿勢で。
菊治の舌の攻撃に合わせて順次「やめて、やめてください…」「あっ」「駄目…」という言葉を発する冬香ですので、各自お好みで適当に組み合わせてご鑑賞いただけると臨場感があろうかと思います。
拒否る言葉とはうらはらに、身体は燃えている、と菊治は認識しています。

だが菊治の舌は、冬香が叫べば叫ぶほど、非情な執行官のように蕾を的確に攻め、さらに弄び、やがて最後の瞬間が訪れる。
「だめっ…」
その一言とともに、冬香の肢体は電流が走ったように痙攣し、のけ反り、それとともに股間に潜り込んでいた菊治の顔が弾かれる。

つづく。
裁判所の強制執行の執行官でしょうか。それとも国税局査察部のマルサ的執行官でしょうか。マルサはともかく、強制執行の執行官はけっこう話を聞いてくれるので(だからって猶予してくれるわけではありませんが)、そんなに非情でもないんでは…淳ちゃんのイメージとしては、泣いてすがる債務者を蹴散らして建物から追い出す、とかそういうイメージなんでしょう。本当に非情に追い出すのは債権者なんですけどね。