銀蝿文化は大丈夫か

暴走族、はやらない?ピーク時の半数に
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050127it03.htm

昨年1年間に全国の警察が確認した暴走行為の参加人員は延べ9万3438人で、一昨年より31%(4万2717人)も減少したことが、警察庁のまとめで分かった。
 暴走行為を巡る110番通報も約8万7000件で、16年ぶりに10万件を割り込み、新たに暴走族に加わった構成員も5824人と、過去5年間で最低だった。
 警察庁は、「暴力団の予備軍と化している暴走族が、今の若者気質に合わないのではないか。上下関係の厳しい組織に嫌気を感じ離脱する者も多い」と指摘している。

「日本人の約半数は銀蝿的なものが好き」「ヤンキーとファンシーには密接なつながりがある」と言ったのは故・ナンシー関ですが、ヤンキーの象徴ともいえる暴走族が下火だそうです。
日本人の好きな元ヤンはその半数以上が暴走族ですからね(統計適当)。若い頃の過ち。若さのモヤモヤした怒りを暴走行為にぶつけて昇華する。突然キレて人刺しちゃう若者よりは分かるという声多数です。
元ヤンも言います。「オレらみたいにちゃんとワルやってた人間は無茶をしねえ。やってないやつほど加減が分からず、無茶をする」分かるような気もしますが、これに納得したくない自分もいたりします。暴走行為だって一歩間違えば人轢きますし事故りますからね。盗んだバイクで走り出して、盗まれた方の気持ちは置き去りですから。
いきなり人を刺すのも、暴走行為を繰り返すのも、若い頃特有のもやもや感を言葉にできないいらだちからなので、それを言葉にできるように努力せないかんと思う。それが若さだ。オトナは分かってくれないのはもう古来何百年しょうがないことであって、分かって欲しかったら表現する言葉を獲得しなければならないのである。それを放棄してはいけないのだ。暴走しても人を刺しても、そのもやもやが晴れるのは一瞬ですから。
とか何とか言って、今日一番気になったのは週刊文春の見出し「元ヤンキーであることを和田アキ子にバラされた小倉優子」。ゆうこりんはコリン星からやってきた元ヤンなのだー。うーん、ここでもヤンキーとファンシーの融合。