立花隆も陥落

http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050408_yami/index1.html
石田衣良氏と堀江社長について延々二時間話し合う
立花隆メディア−ソシオポリティクスより)

この対談では、実にさまざまな角度から堀江論を語り合うことができて、大変面白かったのだが、月刊誌だから、活字になるのはだいぶ先の話になる。前宣伝の意味も込めて、ここで、一点だけそのとき二人で話し合ったことにふれておこう。それはこのページでずっと書いてきた、堀江社長の背後にヤミ金融につらなる闇の人脈がチラホラしているという話である。その話をすると、

「ああ、やっぱりね」

と石田氏はいった。

「そういうことじゃないかと思ってたんですよ」

という。

「オール読物」の企画で立花隆氏と衣良さんが堀江社長論について対談をしたとのこと。さすが衣良さんです。立花隆をも陥落させました。それにしても、少し前なら堀江社長みたいな“新しい世代の経営者”的話になると村上龍がどどんと前面に出てくることが多かったのに、時代は衣良なんですな。東京育ちの洗練にみんなヤられちゃっている。村上龍が九州から出てきて一生懸命頑張って身につけた都会的なものが、「別にそんな努力もしてませんけど(笑)」スタンスで身についている衣良さんの前では色あせて見えるんでしょうかね。龍は「田舎に住みつづけている人は退屈を選んだ人だ」というようなことを言っていらない敵を増やすのに比べ、衣良は「はっはーん」とか言いながらいろんな人をまるめこんでいくうまさがあるのかも。(オタクも立花隆も真剣10代しゃべり場の皆さんも)
でも彼にはあまりしゃべらせないほうがいい。衣良さんの何気に上から目線がバレるから(笑)。