女子力に欠ける

おれに訊くんじゃない―近そうで遠い男と女のハナシ

おれに訊くんじゃない―近そうで遠い男と女のハナシ

直木賞作家奥田英朗フリーライター時代のエッセイ集。
えらそうなところが面白い。B型陳情団よりこちらのほうが面白いと思う。
作中に小学生のとき女子の誕生会に呼ばれた、という話がでてくる。呼んでくれた女子は奥田氏の他に4人の男子を招いているのだが、スポーツができる子や顔面偏差値の高い男子など好みに合わせてとりそろえており、「わたしの誕生日会を彩るにふさわしい男子」を選別していたそうだ。女子力の高い子だなあ。私も一度だけ小学生時に誕生日会を開いたが、自分の好きな男子のほかは、招待した友達の好きな男子を呼んだなあ。「私の誕生会を彩る男子」的視線は持ち合わせていなかった。合コンのセッティングのような、お見合いおばちゃんのような…ちなみに私の好きな男子は書道の大会があるとかで欠席でした(泣)。ま、楽しく食ったり飲んだり遊び行ったりしてましたけど。