エリートがこれしきで…

テレクラって知ってっか?困ったエリートづら。「愛の流刑地」です。
(28日)
冬香は主婦仲間だけでなく、家族の中でも孤立しているのかもしれない。夫の家族が出てきて皆で食事を、という場面で1人帰宅するのはよっぽどである。
菊治は冬香を8月1日の神宮外苑花火大会に誘う。
冬香は大乗り気。子供たちの帰省はその頃であるらしい。大丈夫であるときっぱり答える冬香。菊治は逆にビビり、自分から誘っておきながら無理することはないと言うのだが、冬香は

「無理をしないと出られないわ」

と強気モード。そんな冬香に菊治は

音高く夜空に花火うち開きわれは隈(くま)なく奪はれている(中城ふみ子

という短歌を伝える。夫がいながら若い男と恋愛しているさまをよんだものである。

「素晴らしいわ、花火の夜に抱かれてるのね」
「わたしも、そうしてください」
「もちろん、全部、くまなく奪ってやる」

(29日)
そんな会話を交わしていたら、今日逢えなかったことを思い出す。家族が帰ってくるまで2時間くらいしかないが、逢いたくなる菊治。
今日逢っていたら、裸にしてあそこに接吻して、どうしてこうして、というようなことを冬香に話し出す菊治。それに対して冬香はいやん、と嫌がっているでもないふうな回答。座ってあそこを握っているよ…などとつぶやきつつ、菊治勝手にてれほんせっくすスタート。
冬香にもあそこに手を当てて…だのいろいろと指示です。向こうからも妖しげな溜息だの「いや…」だの聞こえてきます。そんなこんなで菊治の指示により「だめ…」とかいろいろ言いながらも二人で一緒に果てるとさ。
つづく。
読みながらあきれ果ててしまったのでざっとな様子で申し訳ありません。
突っ込みどころは多いのですがカバーしきれずこんな体たらくです。