長いですよ

つか、爆笑?「愛の流刑地」です。
17日分から一足飛びで本日分まで。
鮨屋を出ると通りは静まり返っている。浴衣の冬香に満足の菊治はさらにもうひとつ、「風の盆で踊る冬香を見たい」とお願いしてみる。あっさりOKの冬香に驚く菊治。親戚とかいろいろいるけど行ってもいいの!?と目を丸くする感じで。
菊治のマンションに着き、菊治が「疲れたろう」とねぎらうと「浴衣ですから…」と冬香のとんちきな返事。冬香の浴衣には肌から摂取できるユンケルなみの強壮剤が仕込まれているらしいです。汗ばんだという冬香はシャワーを浴びるが、菊治はその間テレビをつける。シャワーを浴びにバスルームへ向かう冬香に「下着はつけちゃだめ」と命令。めずらしくお出かけまでして花火を見たというのに、単なる日常の一日がすぎようとしている、とかこれまたとんちき風味の菊治。
バスルームを浴衣で出てきた冬香を認め、そのままベッドへいざなう。下着はつけてないよね?と言葉による確認の後、一応ぎゅぎゅっと抱きしめて帯に手をかける。
しゅるっ、しゅるしゅる。
ぺらん。
といった具合で、浴衣に萌え萌えしていたわりにはすぐに脱がして左右に広げる菊治。冬香は全裸でその上に横たわっている。ああ、もう鎖骨も下のヘアーも何もかもが淫らでうつくすぃー!と大喜び。あんだけ浴衣にこだわっていたからもっとこう、趣き深く、何かもういやらしいーー!的な焦らしでもするのかと思いきや、やはりここは菊治×淳ちゃん、大したこともせず、左右に広げて脱がしてわーい、やらしい体だよー、むふーむふー(興奮する息遣い)というだけです。ったく、自称性のエリートめ…全然駄目。0点。
全裸の冬香にがばちょと抱きつき、母なる大地に抱かれる気持ちのする菊治。むふーむふー。乳首をちょっとれろれろしただけで冬香は「ねぇっ」とおねだりです。菊治ももう耐え切れなくなっていますが、そこは自称・性のエリート、体中を嘗め回しちゃうぞー、と言いつつ、適当な場所のみ3,4箇所をべろべろ。辛抱たまらん冬香は「ください」と菊治に訴えますが、例のごとく菊治は「何を?」とか言っちゃったり。答える冬香は「抱いてください!」と叫ぶなり、がばっと起き上がって菊治に抱きつく始末。
ぎゃー!
抱いてる抱いてる!一応、乳首とかいじってるから!そりゃ菊治テクじゃ前戯とも言えないけど、本人そのつもりみたいだから!理解してあげて!
そんなわややがな、な冬香に対し「どうしたの?」と尋ねるが、冬香はただただ「わたしを思いきり、滅茶苦茶に、滅茶苦茶にして…」と訴えるばかり。
今日の冬香は何でこんなに激しいのやら、分かれへんけどもまあいいや、よーし、頑張っちゃうぞーの菊治。冬香の中で大暴れだーい、とハッスルハッスル。花火で子宮も刺激されたことだし、ここは一つ打ち上げ花火プレイだ!と冬香を上にして騎乗位です。よーし、下から打ち上げちゃうぞ、それそれー!とばかりにどーんと下からつきあげです。どーんどーんで冬香ソレソレー、もうたまらん菊治。冬香も上で大暴れ。いやらしい腰つきだよママン、と菊治を刺戟です。どんどんどーん、で冬香「いくう」と昇天。ぐったりと重ね羽二重餅
冬香の髪がくすぐったくて目が覚める菊治。あんなに貞淑だった女性をここまで変えたのはオレさまだといい気分だが、このまま行き着くとこまで行くと奈落に落ちる気がしてコワー。そのうち冬香も例のごとく菊治を賞賛。「あなたって凄い人だわ」「こんなからだにされちゃって…」まだ体中の血がざわわ…ざわわ…としているわ、等々、今まで聞いたことのあることを思い出していただければ、それであってます。
賞賛し続ける冬香は「どんどん変えられて違う自分になれるのが嬉しいの、そういうものよ、女って」とまたも勝手に全女性を代表しやがります。「私は」と言え「私は」と!
そんなことを言いながらも「もうこのまま帰りたくない…」「わたし、もう死んでもいいんです…」とうつむく冬香。でもその手は菊治の股間の息子さんをむぎゅり、と握り締めています。第二ラウンド、GO!
冬香が息子さんをつかんでいる様子を見ながら、菊治の脳内では冬香が息子さんに「君は元気?」「疲れた?」「頑張るのよ」「可愛いわ」等と囁きかけていることになっています。そうこうしているうちに、また硬さと張りをとりもどす息子さん。こうなることを予測して、第1ラウンドではフィニッシュまでいかなかった菊治です。「欲しいの?」と問うと「はい」と素直にお返事の冬香に、望むものは何でも与えたい、と思う菊治。股はおっぴろげているくせに、なぜか顔を手で覆う冬香。顔隠して股隠さず状態の正常位にて合体です。悶える冬香に菊治の暴れん坊は止まりません。身もだえまくりの冬香は首絞めプレイを要求、菊治は異論なし。両手でぐいぐい絞めていると「いい…」「死ぬ…」と声をもらす冬香。手で絞めたくらいで死にゃしない、と安堵して菊治がいっそう手に力をこめると、冬香が「げおっ」という音とともに激しく咳き込んだ。
びっくりして手を離し、「大丈夫?」とビビリ気味に問うと、「どうしてやめたの?」「いいの死にたかったの」「あなたにめちゃめちゃにされて死にたかったの」と「げおっ」といううめき声を出した人間とは思えないことを言い出す。
「もう家には帰りたくない」と理由を話し出す冬香。

「またあの人が迫ってきて、どうしてもといって、でも、わたしは絶対いやで…」
「わたし、どんなにいわれても受けられなくて、するとあの人、怒って…」
「それなら、家を出ていけといわれて…」
「でも、子供は?」(菊治)
「連れていきます、といったら、なにもやらない、お前一人出ていけ、といいだして…」

昨日のことらしいですよ、奥さん!
つづく。
小松先生の挿絵は20日「騎乗位のバックに花火どーん」と21日「絡み合う2人滝つぼ(?)にどーん」が素敵です。
また夫から求められて家に帰りたくないんですと。帰らなきゃいいじゃん。ずっとここで菊治と粘膜こすり合わせて生きていけばいいじゃない。楽しいんじゃないの?
家出て行けって言われたならこれ幸い、離婚に向けて動けばいいじゃないの。子供?いつも言い含めて家に置いてくるしさ、子供のこと邪魔みたいじゃない。どうせセックス防御のために産んでるし、子供のことを思う様子もないしさ、置いてっていいなんてラクじゃん。毎回、冬香の母っぽさを出すためだけに子供をだしに使われるの不愉快ですよ。子供を連れていきます、っていうのだってその演出でしょ。冬香の子を思う気持ちなんてこれっぽっちも描写されないし。
久しぶりに読みましたが、バカすぎてどうにもならん。冬香も菊治も「失楽園」と同じ結末でいいよ。もう死ね。死んでくれ。自称・性のエリートとしてどこへでも行きさらせ!