とりあえず16日の分

私時間ではまだ部屋の中です。「愛の流刑地」です。
9月16日分のみですよ。
だんだん黒ずんでゆく冬香に行かないで!ととりすがるものの、腐りゆくのはとめようがない。
携帯の待ち受け画面で微笑む子供たちが思い浮かび、彼女らにはまだ美しいうちに冬香の顔を見てもらいたい、いや見る権利があると思い立つ。「通報するよ・・・」と冬香に話しかけ、とうとう菊治は110番に電話をかける。「警視庁です。どうしました?」
つづく。
続くも何ももうあらすじ知ってるっつーの、という言葉を無視して淳ちゃんのように自分時間で進めてみました。なんだかこの後もいろいろと菊治節がとびだしているようですが…。
どう頑張っても愛ゆえの愚行の数々、と見てあげることはもう不可能ですね。前提の愛がもう最初っからないですから。だったら最初っから「愛だの恋だのと言っているが本能こそ全て!本能こそ正義!恋愛とか不倫純愛とかくそくらえ!この世はセックスだけが全てなんだ文句あるか!おれはイケればいいんだよ!相手の女を思いやるとかどうでもいいんだよ!あるのはセックスセックスそれだけ!だから殺したらセックスできないし、それでオシマイなんだぜグベハハハ」とか言ってくだされば。ああ、そういう小説なんだな、と小説の世界観を尊重してあげられたと思うんですよね。倫理がどうこうとか言わないですよ。そこまで野暮じゃありませんや。一般紙の連載小説でやらないでくれたらね。ぺけぺん。