嫌ふぇみ

結婚直前のこと。結婚後の姓について婚約者と語らった際、婚約者は言った。
「オレが君の姓にしたら山田太郎(仮名・要するに、申込書の例になるくらいよくあるような名前)になってしまう。そりゃあんまりだ」
そら仕方ないのう、私が姓を変えるだわ、と私が改姓することになったのであった。(簡単)
で、そんな話をしたばかりだったので、パソコン通信ニフティの某フォーラムで夫婦別姓について熱く語る会議室があったことを思い出し、ちょいと覗いてみたのである。いろんな意見があるわけだけれども、未だに忘れられないフレーズが。
「私たち、気づいちゃったからさあ、苦労するわよねぇ」
何か口の中ににがーい汁をたらされたような気持ちになってしまった。さも自分は他の人と違うのよ的な書き方がカチンときた。たしなめる人はいなかった。積極的に参加していた人が皆そういう考えではなかったのだろうけど、たしなめる人もいないのか…と、ガッカリ。
彼女たちは今も苦労してるのかしら。