若さの発露

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

坂井真紀がかわゆいよ！！可愛い！合同訓練でひとり遅いところなんてもうたまらん！

まあそういう可愛いを楽しむ映画ではないのですけれども。私が学生運動に対して持っているイメージそのまま。漢字をいっぱいしゃべっていたり、崇高な思いを語っていたりするからって特別賢いわけでも何でもない。言葉で空虚を埋め尽くしているように感じる。言葉で埋めきれなくなると、肉体で埋める。生きてると感じる。そういうイメージ。
昔の若者と今の若者は違う、と年をとると言いたくなるものだけど、根底に流れている若いときの空虚感は実のところ全然変わってないんじゃないかと思う。熱量が大きくて社会変革にぶつけるか、熱量が小さくて自分にぶつけるか、それくらいの違いはあるかもしれないけど。
どストレートに熱量を社会にぶつけることが許された世代は幸せだったのかもしれませんよ。当の世代が“社会”に出てから、下の世代からどストレートにこういった形で熱量をぶつけられたことなんてないんじゃないですかね。