こうなったらわかめ酒でも飲んではどうか

わーかめ好き好きー!(石立鉄男の声で)「愛の流刑地」です。
冬香は軽くうつぶせのまま、渚に打ち上げられた海藻のように横たわっています。よっぽど衝撃の荒技だったのでしょう。多分コレをご覧のオトナの皆さんには大した荒技とも思われませんが、菊治プレイに付き合えるお方にとってはかなりの衝撃だったご様子。菊治が抱き寄せようとすると、逆らうように首を左右に振る冬香。
「よかった?」と菊治が尋ねると、そんな恥ずかしいことには答えられない、というように背中を向けてくる。

拗ねるところが愛しくて、かまわず抱き寄せると、菊治のものが蠢きだす。

なにやら臭っているものが蠢いているようです。ギャ!冬香にご奉仕している間もけっこう蠢いていたらしいのですが、ここへきてオレも交ぜてくれ!との自己主張だそうです。

入り口の鋭いところだけ苛めて放っておかれたのでは中途半端である。
菊治は自分に都合よく考えて、さらに指をすすめると、思ったとおり、冬香のそこは余熱をもったように潤っている。
いよいよここからが姫始めだが、その前に、聞いておきたいことがある。
「あの、このままでいいの?」
この前は結ばれてからたしかめたが、事前に知っておくことにこしたことはない。

淳ちゃんは本当に姫始めにこだわってますね。そんなに重要か。
そしていきなりの「このままでいいの?」あんなに苛めてやるとか逆らっちゃ駄目とか言ってたくせに、何ですか、この避妊についての及び腰な態度は。「いいの?」ってビビってんじゃねえぞ!雰囲気を乱さずにスマートに避妊具を装着できる男。これでこそ、不倫もやれるってものです。男55歳、そんなビビリでどうする、菊治。
「大丈夫?」菊治が再び聞くとはい、と答える冬香。

「大丈夫なように、していますから…」
妊娠しないように、リングとかピルのようなものを服んでいるということなのか。
そこまで気をつかってくれる冬香に感謝しながら、菊治は待望の快楽の沼に入っていく。

菊治よ、性交には妊娠のリスクだけじゃなくて性感染症という病気のリスクもあるんやで。淳ちゃんは医者やってんから、知ってるやろ。あえて黙ってんのか?
…「流刑地」ってもしかして菊治、性病にかかって隔離されてしまうことかいな。まさかそないなこと、あれへんわなあ(偽関西弁)。