今日のウソビア

実は淳ちゃんは少子化推進委員会。(理由:冬香の子供たちの描写に愛がない。冬香が色ボケすればするほど菊治大満足だから)「愛の流刑地」です。
薄明かりに光る冬香の白い肌。もっとよく見たい、と菊治が枕もとの明かりをつける。するととたんに激しく体をよじる冬香。最近の冬香は性感が開発されてよりいっそう色艶のよい肌をしている。

それを見たいというのを、逆らうのは間違いである。美しいものは惜しみなく、すべて見せる義務がある。

菊治、大丈夫か。美しい女性をみたら真昼間でも襲っていやしまいか。
くんずほぐれつしていると、冬香の下半身と菊治の上体が重なり合う。

見せないのなら、もっと恥ずかしいことをしてやろう。

冬香の膝を開き、明かりの元で秘所を露にさせる。泉も茂みもコンニチハである。

「やめて、離して…」

と冬香は懇願するが、菊治は容赦なく泉付近を攻め立てる。徐々に冬香は抵抗しなくなり、力が抜けてゆく。

そう思った瞬間、菊治のものがいきなり、やわらかな感触につつまれる。

69でゴー。
互いにやいのやいのえっさえっさと励む2人。明るい部屋でこーんなやーらしーことをしているなんて、湖もそれを取り囲む山々も気づきはすまい。ああ、淫らな情景だ。

それに安堵して、それだけが唯一の愛の表現のように、2人はひたすら、互いの敏感なところをむさぼり合っている。

つづく。
おえ。
菊治の問題点は「おれたちこんなにやらしいことしてるんだぜ!他の誰もこんなことしてるなんて思わないだろ!」といつも自分たちは特別なのである、ということを強調していることですね。そこで本当に「そっ、そんな、い、いやらしい方法があったのか…」と読者を絶句させてくれたり、そこへ至るまでにどきどきさせるような展開があって「ああ、そんなことしてみてぇ…」と思わせてくれれば問題小説として成功なのでしょうけど、一部のおぢさんたちを除いてはこの冬香と菊治にドキドキする者はおりますまい。怒って心拍数上がった人は多々いそうですけれども。
69で得意げだしなあ。過激だったらいいという意味ではありませんけど、手垢にまみれすぎ。だのに当人全く気づかないで自分たちは特別認定してるから、変な優越感と粘膜感にまみれすぎてラブシーンがラブに見えないんだと思います。
淳ちゃんの意図としては、純愛純愛なんぼのもんじゃい!セックスはええもんやで!ってことだったんでしょうけど、それなら菊治の脳内解説ばっかりじゃなくて、冬香のトンチキ発言でもなくて、互いが互いを思いやりつつもひとつに溶け合うよさってものを見せてくれないと、全然いいものに見えません。これじゃセックスレスが増えるよ。でも皆ちゃんと読んでないだろうから、コレが原因でセックスレス激増ってことはないかもしれないけどさ。