高士よすまん

本当にバカなのは高士、お前の父親だよ。分かってる、分かってるぜ・・・「愛の流刑地」でえす。
ただ部屋の息苦しさに耐えかねて外の空気を吸いたくなった菊治。
まだ8時をすぎたばかりだが、早くも夏の暑さである。
あてもなくふらふら徘徊して、鳩森神社の境内に引き込まれるように入る。淡い朱色の花が咲いている。「芙蓉なのか」。花の近く?に丸く盛り上げられた小山がある。「富士塚」という。菊治はふと、ここに冬香を埋めたらどうかと思う。どこかにそっと自分だけに分かるように葬れないだろうか。
心臓は高鳴り、手は汗ばむ。「やるなら、いまだ・・・」富士塚に登り祠を覗き込んでみる。
冬香が、自分を呼んでいる声がする。
つづく。
じゅーんちゃーーーーん!
原稿料ももらわずブログという場で書き散らかしてる私じゃないんですから!せめてちょっとした時間経過だけはちゃんとしようよ!高士の電話はいつかかってきたのか思い出せ、淳ちゃん!!
それはそうと、罪状が増えてますよ。死体遺棄(予定)ですか。でもってほったらかして徘徊してたら冬香が腐るって!
「ここに冬香を埋めたらどうかと思う」・・・ええと、埋めちゃうのはどうかと思うよ・・・