いつまでこのままなのか

それは週刊新潮を読んできたら分かるんだろうか。「愛の流刑地」です。
(17・18日分)
これから証拠調べに入るそうだ。まずは某チン…冒陳と呼ばれる冒頭陳述から。
織部検事は書類を読み上げます。菊治の身上・経歴です。

東京で出生し、地元の中学高校をでたあと、国立帝都大学文学部…

横浜出身ちゃうんか!(しまった遅すぎた)
そして犯行にいたる経緯が読み上げられます。10月10日に知り合い…11月2日に2人きりで逢い…3月20日に冬香引越し…1月2日と5月20日にはともに一夜を過ごし…といった流れである。
ええっと、フグ食べたのっていつでしたっけ?あ、東京に下見に来たときね…あれも一夜をともに過ごしてませんでしたか…ホテルキャンセルして…バレてないってことかな…
閑話休題
2人の親密度up過程の後は事件当日の行動から犯罪の実行段階へ。8月1日のことになると菊治は冬香との思い出を反芻。巻き上げた髪に浴衣が似合って…とか、お手手つないで屋上上がってチュウ…とか、そんな美化した思い出を弄んで浸り中。挙句、冒頭陳述には二人の思い出は反映されないなどと考え始める始末。
バッカじゃねえの。
そんなわけで犯行の実行段階へ話は進みます。
「午前2時頃再び性欲を覚えて被害者を起こし正常位で性交、被害者の『殺して…』という口癖を聞くうちに上から両手で被害者の喉を圧迫し、殺害した」と言う内容を淡々と読み上げる織部検事。仕事上当たり前のことですね。ちょっと残念そうな菊治(そういう雰囲気)。
「すぐに警察に通報しなかったのは関係が発覚して世間的指弾を浴びるのを恐れていたため、翌朝通報したのは死斑と死後硬直を発見して怖れを覚えたから」とも調書に書かれてしまっていますが、予定では美人検事が言いづらそうに「性交」や「正常位」などと口にして2人の関係を暴いていくはずだったのに、実際は淡々と読み上げたために萌えそびれた菊治は事実と違っていても全く気にも留めません。それどころか、この裁判の様子がマスコミに面白おかしく書かれるであろうことを気にし始めます。さらには、検事に対し「二人の愛の営みを興味本位に覗き見されるじゃないのさ!なによ!そんな権利あんたにあるの!」という憤りを感じ、やめてくれぇ!と叫びたくなりますが、やっぱり黙ってうつむいているのでした。見た目は反省してるように見えるかもしれないけど、全然反省してないよ、もうここから消え去りたいじょ…と開き直る菊治なのでした。
つづく。
旬過ぎまくりです。乗り遅れです。週刊新潮立ち読みしてきます。