無能職業人がまたひとりふえた件について

はあ…織部もかよ…「愛の流刑地」です。
(8日〜9日)
夫の東京転勤を菊治には嬉しそうに伝えてきた冬香だったが、当の夫には「よかった」と言っただけだったのか。胸熱くなる菊治だったが、法廷ではそんな菊治を置き去りに証人尋問は続く。

「結婚のことですが…」

見合いかどうかを証人に尋ねる織部検事。「ええ…」と答える入江氏。夫婦仲は良かったかと問われ、歯切れ悪く「はい…」と答える入江氏。

「あのう、答えたくないことは答えなくて結構ですから」

みっ、美雪ちゃん!

「率直に言って、奥さまはどんな感じのかたでしたか」
「感じって?」
「優しいとか、子供が好きとか…」
「おとなしい、素直な…」
(略)
「じゃあ、お子さまも好きで?」
「ええ、三人は欲しいと言って…」

みっ、美雪ちゃん!!
違う!と心の中心で叫ぶ菊治。テクの下手な冬香夫に求められたくないから、妊娠中と育児中なら求められないから、だから妊娠してただけじゃん!と菊治心の中で主張。もちろんそんな言葉は法廷には届かない。

「あなたは奥さまを愛していたのですね」
「ええ…」
「そして、奥さまもあなたを愛していた」
「ええ…」

みっ、美雪ちゃん!!!
ったく、使えねえ検事だなあ、ヲイ。「どんな感じ」って証人に対して何たる手抜きな質問。その上感じって?と聞かれた答えが「優しいとか、子供がスキとか」って明らかに誘導ちゃうんか。
そんなトンチキ法廷はまだまだつづく。
美雪ちゃん検事は胸元のネックレスをきらりんと光らせながらなおも質問。
京都で菊治と冬香が初めて会った時のことを知っているかと尋ねると、入江氏は魚住祥子からあとで聞いたと答える。家族ぐるみで付き合っているとは聞いていたが、祥子はそんなことまで冬香の夫に話すのか、と思う菊治。

「それまで(注:菊治と出会うまで)、あなたの、奥さまに対する印象はどうでしたか」
「印象…」と証人がきき返すのに、検事が「奥様の感じですが…」と言いなおす。
(略)
「大人しくて、従順で…」
「お子さまたちとは?」
「可愛がって、よく面倒をみていました」

みっ、美雪ちゃん!!!!
アンタ、修習所からやり直したらどないやろ。また同じこと聞いてんで!…つか淳ちゃん、1日前に何書いたかくらい覚えとけよ。覚えられないならせめて読み返してから次の日の分書け。
まあともかく、菊治と冬香が出会って付き合いだした頃の冬香の印象を聞いているようである美雪ちゃん検事です。

「京都で会ってから、被告人と際き合うようになったようですが、そのことについては?」
「べつに…」

みっ、美雪ちゃん!!!!!もうどう答えたらいいのかわからない質問はしないのっ…。

「二人が頻繁に会うようになったのは、東京に移ってからのようですが、それについてはどうですか」
「待ってください」
突然証人は声を荒らげる。
「わたしは忙しいのです。東京本社にきて、新しく大学病院を受けもたされて、朝から晩までかけずり廻っていました。そんな状況のときに、妻の昼間の行動までいちいち調べることなどできません」

あーあ、とーるちゃんがキレちゃったよ…美雪ちゃんの聞き方が悪いよー。あ、でもとーるちゃんの発言にもウソがあるねー。春休み、長くなかったっけ?子供の春休みに合わせて家にいたりしてませんでした?それにしてもとーるちゃんと美雪ちゃんのやりとり、かみ合ってねーなー…
でも傍聴席は静まり返ってこのやりとりを見守ってるのであります。
つづく。
美雪ちゃん、とーるちゃんに何聞きたいの?「こーんな愛し合ってる夫婦を、こーんな子供思いの母親を、殺した菊治はヒドい奴。だから罪は重いノダ☆!プンプン!」ってことを主張してるのかなっ☆…って、いいのか?弁護側は「嘱託殺人だ」とか言ってますよ。そこはスルーでいいの、美雪ちゃん。…検事としてのキャリアはいったいどれくらいなのかしら…
ああっ、それにしても何たるリアリティのなさ。もう淳ちゃんはリアリティなんて口にしたらいけません。とりあえず東野圭吾に土下座して謝って欲しい。