日経新聞

いつまでこのままなのか

それは週刊新潮を読んできたら分かるんだろうか。「愛の流刑地」です。 (17・18日分) これから証拠調べに入るそうだ。まずは某チン…冒陳と呼ばれる冒頭陳述から。 織部検事は書類を読み上げます。菊治の身上・経歴です。 東京で出生し、地元の中学高校をで…

だらだら続くよ

携帯から更新してみました。入力しづらい…「愛の流刑地」です。 (15日・16日) 裁判官に聞かれ言われるまま、菊治は答えるだけである。そんな姿を傍聴席はどう聞いているのだろう。 裁判官に促され、検察官が起訴状を読み上げる。 菊治は織部検事を観察。黒…

気にしい

文学って何だろう。編集者の覆面座談会望む。「愛の流刑地」です。 (11日〜14日) 本ができてから菊治はずいぶん落ち着いた。 一週間後に中瀬がやってきて、本の反響がものすごく、書店からの注文に応えきれないことなどを話して来るが、菊治にはあまり実感…

そこつきくじ

だーかーらー、うっかり殺しちゃったんでしょうが!「愛の流刑地」です。 (8日〜10日分) あの出版を断られた小説が本になったとは。菊治はイマイチ実感がわかない。本を贈りたい相手がいたら送ってやると中瀬は言ってくれたが、人をひとり殺しておいてほい…

…それが、愛なのか

なのかなのかなのか。「愛の流刑地」です。 (3日〜7日分) 菊治は自慰で心の安らぎを得た。 刑務所拘置所内はいろいろと行動を制限されるとて、この寝る前の自慰までも邪魔されるいわれはない。ある意味反逆の証なのだ。 冬香はそのたびに光臨して積極的に…

誰かー!

今月の「私の履歴書」は仲代達矢です。愛する亡き妻を振り返る夫の記録。見習えよ、淳よ。「愛の流刑地」です。 (1日〜2日) 現状に甘んじよ、と自分に言い聞かせる。とやかく言っても仕方がないので、現実を素直に受け入れようと思う菊治。 9月になる。1…

淳ちゃん流リアリズム

キタ―――!東野圭吾を直木賞に選ばなかった理由が、小説内にて使われたですばい!「愛の流刑地」です。 なぜか新章スタート。『夜長』です。なんで?もう終わるんちゃうん! (29日〜31日) 八月末、菊治は小菅の拘置所に移された。当日はワープロ(脇田)刑…

るーぷ!

調書の読み上げ超無駄(この小説の中では)。何一つ明らかにならねー。「愛の流刑地」です。 (27日〜28日) 殺す気がなかったならなぜ救急車をすぐに呼ばなかったのか、と言われる菊治。あのときは当初冬香が死んだなどとは思わなかった。揺すったり呼びか…

もうぐちゃぐちゃ

にっけいしんぶん新聞さんはえらいなあ。「愛の流刑地」です。 (25日〜26日) 調書は続くよどこまでも。 さらに納得できない箇所もある。「なぜ殺したのか」という点については全く事実に反している。 セックスのたびに殺して、と言われるうちに殺意が芽生…

新聞を読むたびに

虚無感に襲われる今日この頃。無為(人名)ではないのに。「愛の流刑地」です。 (22日〜24日) 検察庁へ行ってから2日後、取調室では刑事が調書を読み上げると言う。確認のためなので、間違っている記述があれば申し出ていいらしい。 菊治と冬香の名前や経…

菊治に反省という言葉はあるのか

いやない。「愛の流刑地」です。 (20日・21日) 「虚無と熱情」の出版を決めると何か吹っ切れた気がする。 気が付けば殺人犯になっているし、あんなに拒否された本の出版もこうしてあっさり決まってしまった。こちらの意思とは関係なく、いろんなことが運命…

ぐだぐだやな

分かりやすいな、中瀬。「愛の流刑地」です。 二日後、中瀬はクッキーを手土産に面会に現れた。 菊治の曖昧な返事に少し焦れたように、他社からも出版の動きがあるが何か聞いてないか、と問うてくる。「その前にあんたから約束を取り付けたくて…」 これまで…

出しちゃうのか…

ほんとうに?「愛の流刑地」です。 (15〜18日) 何かあったら自分に言って欲しいとぶっきらぼうに言い、高士は帰っていった。 思いがけない息子の面会に、菊治はとても嬉しくなる。だが同時に高士の受けた衝撃を思うとつらくなる。気を使ってか高士は詳しい…

不安の残る高士

単なる孝行息子で終わるはずがない。「愛の流刑地」です。 うなだれる菊治。後から後から涙があふれる。高士の明るい口調に父親を思いやる様子がみてとれた。あの朝、結婚したい人がいるから会ってほしいと電話をかけてきた高士。わざわざ連絡をしてくれなお…

バカ息子か孝行息子か

判定しがたい。「愛の流刑地」です。 (12日・13日) 20日間の拘留期限まであと一週間。息子高士(25)が面会にやってきた。 会わせる顔がないと思うが、わざわざ会いに来てくれたので会うことにする。 何を言われるのか不安だが、それもまた仕方ないことだ…

気力萎え

かなーりざっと読みです。細部は違っているものと思われます。 「愛の流刑地」です。 (8日〜10日分) 殺意のあるなしはかなり重要であるようだ。殺すつもりで殺したら殺人罪だし、殺す気がないのに結果的に殺してしまったら傷害致死罪だし。 菊治としてはき…

ごわっ

さあみなさんごいっしょに。「愛の流刑地」です。 ワープロの解剖所見朗読攻撃にわけがわからなくなってくる菊治。冬香の死体のむごたらしさに息苦しくいたたまれない気持ちになる。 「殺す気がなかったと、いうのかっ」 ワープロの一喝に菊治は思わず頭を下…

無能刑事ワープロ

毎回違う容疑者に間違った取調べを続けるダメ刑事の物語。「がんばれ、ワープロ!明日の容疑者の問題点はどこだ!」がエンディングのナレーション。「愛の流刑地」です。 (5日・6日) 20日の拘留期限が近づくにつれ、刑事の取調べは厳しくなっている。菊治…

今月末には

苦行も終わってくれるのか。のか。のか。「愛の流刑地」です。 「死」が脳裏に浮かんだ菊治。そうだ死のう。冬香の家族に怨まれ、憎まれ続けて生きるくらいなら死んだ方がましだ。冬香の側へ行けば、きっと生きていた頃と同じように「どうしたの?」と優しく…

弁護士登場

今頃きたんか。「愛の流刑地」です。 (1日〜3日) 冬香が夢に現れる。長く苦しい夜も冬香となら平気だ。いつも冬香はさびしげに菊治を見つめるばかりなので、菊治は一方的に話しかける。 ワープロ刑事は優秀らしいが男女の愛が分からぬ男である、死ぬほどセ…

脱力脱力また脱力

はあ…菊治だけじゃなく刑事までもか…っ…「愛の流刑地」です。 ワープロ刑事、憤慨しすぎで取り調べ終了。いいのかそんなことで。 でもって菊治、独房でひとり、物思いにふける。ああ眠れねえ。目を閉じて何も見えず…にもかかわらず天窓を眺めていると、お空…

次の刑事(デカ)祭りには是非

ワープロデカ、暴走!「愛の流刑地」です。 真面目に答えないと大変なことになるぞ、とワープロ刑事に脅される菊治だが、菊治は別にウソをついているわけではない。刑事はもっと落着いて考えろ、と言うが、どう見ても冷静でないのはワープロの方だ。 セック…

そりゃそうだよね

気候と同様、さむい小説だ。ざっと読みです。「愛の流刑地」です。 (27・28日分) 取調官は有能であるようだ。質問しながらワープロを打つ様子などからもそうとみてとれる。 殺した状況等は素直に話しているのだが、ではなぜ殺したのかと問われると言葉に詰…

ざっくりと

なんだかもう全部見返すのめんどくさい・・・「愛の流刑地」です。 (17〜22日分) 通報して警察が来て、何だかやたらと慌てる警察関係者が普通に質問したり意図が不明確な質問をしたりするなか、殺すほどに愛していたけど知っているのは名前だけなのだ・・…

とりあえず16日の分

私時間ではまだ部屋の中です。「愛の流刑地」です。 9月16日分のみですよ。 だんだん黒ずんでゆく冬香に行かないで!ととりすがるものの、腐りゆくのはとめようがない。 携帯の待ち受け画面で微笑む子供たちが思い浮かび、彼女らにはまだ美しいうちに冬香…

ぷにぷに

反対語はガチガチでしょうか。「愛の流刑地」です。 (14日) ふらふら出かけてふらふら帰ってくる菊治。入り口付近で管理人に挨拶されとまどう。 あいかわらず横たわったままの冬香。死体ですから。「淋しかった?」と声をかけるが答えはない。死体ですか…

高士よすまん

本当にバカなのは高士、お前の父親だよ。分かってる、分かってるぜ・・・「愛の流刑地」でえす。 ただ部屋の息苦しさに耐えかねて外の空気を吸いたくなった菊治。 まだ8時をすぎたばかりだが、早くも夏の暑さである。 あてもなくふらふら徘徊して、鳩森神社…

バカむすこ

ざっと読み。本当は「バカッ父」なんですけれども。「愛の流刑地」です。 (10日) ペンダントを手に取り、これを思い出の品としてとっておきたい。「いいね、これだけは離さないから」と傍らの屍に語りかけるがもちろん返事はない。だがこの思い出を菊治が…

いつのまに

ボケはじめてやしまいか。「愛の流刑地」です。 待ち受けには子供の写真、本体には二人の愛の記録、ああこの携帯は辛すぎる。 本当に愛のメール交信が残っていたら夫にこれまでのことがばれてしまう。いっそ自分が持っていようかと思うが、 第一発見者になる…

申し訳ありません。

当はてなダイアリー白目がちの犬別館内にて昨日の記事中、、冬香の携帯電話の待ちうけは「三人の男の子」と記載しておりましたが、小説中では「三人の子供」となっております。お詫びして訂正いたします(元記事は訂正いたしました)。 「愛の流刑地」です。…